野暮
あなたは上に行けば行くほど、野暮なことは言わなくなるのでしょうか。
私は未だに野暮なことを言い続けています。
だからあなたに近づけないのでしょうか。
いえ、それはきっと
時代なんです。
野暮なことでも、言い続けないといけない時代なんだと思います。
何も言わないあなたを美しいと思い、行間を感じさせるあなたの詩を美しいと思おうと
今このときこの時代に、あなたに伝えるのであれば
1から、野暮に思えるようなことから、隙間なく埋め尽くし、
話す必要があると思うのです。
あまりに多くのことに溢れているから。
あまりに多くのことに溢れている時代だから。
そんな私を、かっこ悪いと思いますか。
私がかっこ良かろうと、悪かろうと、
あなたが思い出してくれるのであれば、
それでいいのかも知れません。
野暮なことを叫び続けます。