私の軽やかさ
初アルバム作成にあたり、クラウドファンディングを開始しました。
あなたの過去の意味を、未来につなぐためのものにする音楽と、アルバム作りよ。
500円からすべての支援者の名前をクレジットするから、この現代のラブ&ピースにあなたも参加しちゃいなYO!
軽やかになりたいと思っていた。
だって重苦しい深刻なものよりも、軽くて楽しいものの方が、人は惹きつけられるでしょう。
だけど「軽やかになりたい・・・!」とか思ってること自体がすでに重い。(笑)
し、このクラウドファンディングを始めるまでにも、クセになってるよなどうしようもなく重苦しい気持ちが手放せなかった。
クラウドファンディングのページにも書いてある、やるまでの心の葛藤。だいぶポップに書いたけど、本当はもっともっともっとウジウジしたものがあった。
だって失敗したらカッコ悪いじゃない。
同じ仕組みで何百万と集めてる人がいる中で、達成できなかったら、「お前の価値なんてそんなものだ」って言われてるみたいじゃない。
人からお金を集めるなんて、斉藤も変わったなあ…、とか思う人がいるかもしれないじゃない。
やるなら、なるべく楽しく、気軽にできるものにしないと。それはわかってはいたけど、
じゃあ私のこの、楽しくも気軽でもない不安の置き場を、どこにすればいいんだよって思ってた。
本当のことを全部塗りつぶす嘘をつかないといけないのか?ウジウジしたものを、好きな人は少ないのはわかるけど。
でも不安を打ち消す何かが欲しい、そしたら出来るし、私。と思っていた。
(ちなみに何社かのクラウドファンディングに試しに登録したりしたが、今載ってるくらいの文章でも、「マイナスなことはあまり書かない方がいいです」とはっきり言われたところもあって、「これくらいでマイナスって思われたら、私はどうすればいいんだよ!『ウエーイ!皆よろしくお願いネッ🌟』とかしか書けないのかよ!」と思った、ということもあった。)
でもとにかく、そんなウジウジした不安な気持ちを、打ち消すのではなくそのままにした形で、
それでも「動く」という方に舵をきれた自分は、本当に偉かった。
誰になんと言われようと偉かったのだ。
路上ライブを4年越しにやっとできたときみたいに、1年かかった。
それでもできたんだ。
なんでも不安に考えすぎてしまう、大変重苦しい自分だけど、
やる方に吹っ切ったときは、「それでも私やるわ」という、
『ノリ』で『流れに乗っただけ』のもので、
不安を覆すだけの理由などは特になかった。ただ、よしゃ、と始めた。
大変軽やかな気持ちだったと思う。
それが私の軽やかさなのだ。
もじゃもじゃ。
しかもすでに十数人協力してくれてるんだ。画面の向こう側の誰かが、力をくれるなんて、こんなことが起こり得るんだ。奇跡が普通に起きてるなんて、すごい世界だ。
不安に思ったことをなぞる道ではなく、奇跡の道を選んだのだ。
私はこのプロジェクト、始めた時点ですでに成功しているんだ。
だからあとは、一人でも多くの名前を、全方位に最高のラブ&ピースになるであろうアルバムに刻むために、「やってまーす」ということを広めるだけだ。
軽やかさにもいろいろあるんだ。
魅力的に人を煽ることができて、良い意味での軽薄さで楽しそうにワイワイしている人たちは未だにうらやましい。
でも、私には、私の、軽やかさがある。
それは『一見現実を重く深刻に考えてるようで、実際は空を飛べると本当に思っちゃってる』というようなもの。
『すごい長い時間ウジウジしてたのに、ある日突然、裸足で走り去っちゃう』というようなもの。
誰かに疎まれるかもしれないことも、明確な数字で導き出されるものも、とても怖い。
それでも、あなたたちと、もっと素晴らしくて大きくて美しいものを作ることができるってことを、全然これっぽっちもまったく諦めてない。
私なかなかチャラいでしょう。軽いでしょう。
だからヘーイ、そこの人!迷ってないで、ポチッと押して、名前刻んで、早くこっち側においでYO!
斉藤めい初のフルアルバムを「みんなに協力してもらって作りました」と言わせて作戦! - CAMPFIRE (キャンプファイヤー)