私が思うよりも
私が思っているよりもあの人は強いのだ。助けてあげなくちゃ、側にいてあげなくちゃ、こうしてあげなくちゃ、・・・・・・エンドレス、なんて、思うまでもなく。
みんな強いのだ。私はその強さを見くびってはいけない。そりゃあどうしょもなく本当に弱ってしまう瞬間には、何か具体的な手助けをするべきときもあるんだけど。
そうじゃないとき、あなたの強さを信用していたい。自分より弱い誰か、ということを前提とした「助けてあげたい!」「伝えたい!」という方向違いな優しさよりも、強さを信用した上で投げかける言葉、それをただ素直に実直に考えて、発していくのだ。
自分に自信がないのなら、周りを信用すればいい。何も寄りかかれってことじゃない、「こういうこと言ったら、喜ぶでしょ?」という上から目線じゃなくて、自分の中から本当に出てきたものだけを言って、勿論ゴチャゴチャなままではなくある程度言葉を整理したりはするんだけど 嘘はつかず、
きっと分かるだろう、という信用。そういう意味で人を信用する。
私の言葉に込めた思いがそのまま誰かに伝わって~とかそんなもんでもなくて、信頼したものが、信頼を受け取って、その信頼自体が、もっともっと生きることを心地よくするようなもの。そこまで行けたらそれはもう言葉以上のものになっている。
強いはずなのだ、私が思っているよりも。
それを前提とした言葉、もしくは、どうしても脆くなったときにかろうじて届くんじゃないかと思える言葉を、使って歌いたい、これからも。