初冬の土日
たくさんの新旧、出会ってきた人たちに再会した土日。
懐かしさは不思議となく、過去と今は直線上ではなく、ひとつの丸い円の中にあるようだった。
変わらないね、変わったね。元気そうだね、元気でまた会おうね。
やっぱり好きだよ、やっぱり心焼かれてしまうよ。
昨日のことのようだね、夢の中のようなことだったね。
でも確かに同じところに居た。
ここにいる人、ここにもういない人。
いないのに、いるみたいな人。
通り過ぎてくだけの人、通り過ぎるだけなのに、心に一つの熱い言葉を届けてから去っていく人。
いるだけで元気が出る人。
感傷に浸ることなどなく今を燃やそうねと、思い合ってることが分かる人。
向けられた笑顔。
関心を向けられないこと。
愛されること。
すべてここまでで、教わってきた気がします。
そんなことを思う事も変化の過程でしょうか。
変わっていきたいです。
強くなりたいです。
出会ってきたすべての人や、時間を、ムダでしたと、取りこぼしてしまうことが一番怖いので、強くなって変わりたいです。
来年の今、もしも今の自分のまま、まったく変われてなかったとしたら、
一番大事なものから離れようと思ってます。
大事なので離れようと思ってます。
変われないままなら、きっと辛くなるだけだから。
でも、もしも変化ごと抱きしめられるなら、一転、
素晴らしい未来が待っているような予感もするから。
予感を信じることにして、涙を引き摺って光の方へ歩く。